<用意するもの1>
1.60cm水槽セット(上部ろ過、照明付き)
※小さい水槽は、管理が大変になります。
2.水流ポンプまたは水中ポンプ(数個)
3.サーモヒーター(150~200W程度)
4.水温計
5.人工海水の基(100L分程度)
6.底砂(サンゴ砂5kg以上)
7.善玉君・善玉君スーパーリキッド
8.置物、デスロックなど
9.比重計
10.掃除用具、バケツなど
1.60cm水槽セット(上部ろ過、照明付き)
・上部ろ過のポンプは、ショートの危険性が少ない水中ポンプのものがいいです。
・オーバーフロー水槽であれば、管理も見栄えも良いですが、60cm水槽セットで十分です。
水流ポンプまたは水中ポンプ(数個)
海水水槽では、酸素を取り込むためにエアレーションではなく水流を使います。
エアレーションを使うと水槽周りに塩が付く塩ダレがおきるので水流で水面を
波立たせ酸素を取り込み、その酸素を水槽全体に回るように水流ポンプを配置します。
この映像の水槽では、エーハイムのコンパクトポンプ1000にHYDORフロー(回転式ディフレクター)を
接続しています。その他のポンプは、全て価格の安い水中ポンプを使っています。
3.サーモヒーター(150~200W程度)
100wを2本入れておくと、どちらかが壊れても急激な水温変化が起こりにくいです。
ヒーターは1年に1度は交換しましょう。
4.水温計
最低水温、最高水温のメモリー機能があるものがいいです。
5.人工海水の基(100L分程度)
どのメーカーのものでも基本的に問題ありませんが、インスタントオーシャンをお勧めします。
6.底砂(サンゴ砂5kg以上)
コーラルサンド中目10番など
7.善玉君・善玉君スーパーリキッド
バクテリアです。飼育水の立ち上がりが早く、水質維持にも効果的で、
嫌な臭いも発生させません。詳細は、下部概要欄をご覧下さい。
8.置物、デスロックなど
海水魚飼育を多少知っている人は、ライブロックでなくていいの?
と思うかもしれませんが、善玉君・善玉君スーパーリキッドを使用する水槽では、
善玉君のろ過能力が高いので無理に高価なライブロックを用意する必要はありません。
魚が隠れられる置物で十分です。
9.比重計
容器に水を入れ計測するもの、棒状のものは使いにくいので買わないでください。
10.掃除用具、バケツなど
バケツは海水作成にも使うので複数個用意しましょう。
スペースがあれば海水作成用にタライを用意してもよいでしょう。
※水温管理について夏場はルームエアコン24時間稼動で行います。
水槽用クーラーを使う方法もありますが、クーラー本体も高価で、
室内が暑くなりエアコンより電気代がかかる場合があります。
水槽設置前に電源の位置に気をつけてください。
電源に海水がかかると火災の原因になります。
コンセントは、出来るだけ水槽から離し、
水槽より高い位置に設置するようにしましょう。
水槽の設置
1.水槽を設置
ポンプや照明等の電源を確保し、上部ろ過を設置しましょう。
2.底砂をバケツに入れ濁りがなくなるまで洗い水槽に入れます。
3.砂をならし、置物、水流ポンプ、サーモヒーター、水温計等を設置
4.バケツで人工海水を作成します。
水道水を汲み人工海水の基を入れかき混ぜます。
比重計で計りながら行います。
水道水はカルキ(塩素)抜きを行ってください。
人工海水が出来たら水槽に入れます。
海水が必要な量になるまで繰り返しバケツで作って
から水槽に入れてください。
水道水の水質が悪い場合は、RO浄水器の導入も検討してみてください。)
5.善玉君の粉パックと善玉君スーパーリキッドを2cc程度入れ水をまわします。
水温は23℃~25℃で設定(冬場23℃、夏場25℃)室温等を考え設定してください。
善玉君は10日に1度交換、善玉君スーパーリキッドは、毎日2cc程度投入
6.水をまわして1週間程度で魚を入れることが出来ます。
完全に飼育水が出来上がるまでには、1~2ヶ月程度かかりますので
最初に2,3匹程度を入れましょう。
7.ペットショップで魚を買う場合、健康な状態のものを買いましょう。
元気に見えても同じ水槽に調子の悪いものがいる場合は、やめたほうがいいです。
またトリートメントを行っているかも確認しましょう。
買って来た魚を自分でトリートメントできればよいのですが、
トリートメントをうまくできずに、魚の調子を悪くする場合が
あるのでショップでトリートメントをしたものを導入しましょう。
8.2ヶ月程度水槽の状況をよく見て他の魚を導入しましょう。
購入時に魚の状態や相性等をショップの店員によく確認しましょう。
飼育する生き物の選択
海水魚には、相性があるので飼う前に良く調べましょう。
イソギンチャクやサンゴなどは、魚などに比べ難易度が高く、
この動画で紹介した設備では難しいです。
魚、貝、エビでスタートすることをお勧めします。
飼育のコツ1
餌は、朝夕2回食べきる量を与えましょう。
魚が餌を口に含んでも吐き出す場合は、
餌の粒の大きさが大きいので、すり鉢等で
すりつぶして与えてください。
これを気がつかずに餓死させる場合があります。
飼育のコツ2
水換えは、最低でも2ヶ月に1度半分程度、
上部ろ過槽は、2週間に1度程度掃除をしましょう。
海水は作り置き、善玉君スーパーリキッドを
数cc入れ、エアレーションをして、頻繁に少量ずつ
換えることをお勧めします。
善玉君を入れることで水は腐らなくなります。
(c)2017 Aqua123ch.